【瑛理華】
「ちょっ……だ、誰が、目隠し取っていいと、言った……」
俺に組み敷かれる形になった瑛理華。
【瑛理華】
「みっ、見るなっ……は、恥ずかしっ……」
瑛理華は顔を真っ赤に染め、
その恥ずかしさから逃れようと、
手で顔や身体を隠そうとしていた。
【主人公】
「瑛理華……やっぱり綺麗だ。
全部見たい。瑛理華の全部……」
でも、そんな心からの言葉を投げかけると、
隠そうとしていた手も、宙を行き場無く漂ってしまう。
【瑛理華】
「そっ……そんな事、言われるとっ……
は、恥ずかしい、けど……か、隠せないじゃ、ないか……」
【葉月】
「ふわぁぁっ……! は、はいってっ、来ますっ……!
せ、センパイがっ……葉月の、中にっ……んんんっ……!」
葉月を仰向けにして、改めて葉月の中に侵入すると、
最初の挿入の時とは違って、とろける様な声で、俺を受け入れてくれた。
【葉月】
「ふあぁっ……は、葉月、なんだかっ、んくぅっ……
は、初めて、なのにっ……ふわぁっ、ひぅっ……
な、なんだか、変で……き、気持ち、よくってぇ……」
ゆっくりと腰を動かし始めると、とろけきった可愛い声で、あえいでくれる。
【葉月】
「ふわぁっ……は、葉月、えっちに、なっちゃいました……
せ、センパイは……えっちな女の子……んんんっ……
キライ……んくぅっ、ですか……?」
【主人公】
「……バカだな。嫌いな訳ないだろ?
それどころか、めちゃくちゃ嬉しいぞ……」
【葉月】
「ほ、ホント……ですか……?
んくぅっ……やっ、ひゃぅんっ……やぁぁ……んんっ……
あ、アソコが、きゅぅんって、なっちゃいますぅ……」
【美凪】
「や……んんっ……も、もう、さわってる、よ……?
んくっ……んんっ……」
まだ、触ると言うよりも、なでると言う感じで、
美凪の胸や、太ももに手が伸びてしまう。
【美凪】
「んくっ……さ、さわりたい、の……?
う、うん……さわって、いいよ……んくぅっ……
さ、さわって、欲しいよ……キミに、さわって……んっ」
そんな言葉を合図に、
優しくなでるさわり方から、
しっかりと触る様に手を動かし始める。
【美凪】
「はぅっ……んくぅっ……はぁっ、んんっ……
き、キミの手……あ、あたたかい、ね……んくぅっ……
それに……やさしくて、おおきくて……ひゃぅっ……」
【美凪】
「ふわぁっ……あ、熱い、よぅ……
き、キミの……アタシの、に……当たって、るよぉ……?
んくぅっ……あ、あの……おっきいの、が……んんっ」
美凪を再び寝そべらせて、
俺自身を取り出して美凪にあてがうと、
熱に浮かされたような声で、そんな事を言ってくる。
【美凪】
「うん……い、いいよ……一つに、なりたいよ……
キミが好きって言ってくれたから……いいよね……?
アタシの、一方通行じゃない、から……んぅっ……」
【主人公】
「ああ……俺も、美凪と同じ気持ちだから……
行くぞ……? 痛かったら、止めるから……」
【美凪】
「う、ううん……とめなくて、いいよ……
キミと、一つになりたいもん……んんっ……はぁっ……
だから……ひとつに、なろう……?」
【瑛理華】
「ふふ……恋人様……見えるだろうか……?
もう、こんなにもなって、しまったぞ……」
今の瑛理華に恋人様って言われるのだけでも、
かなりヤバイのに、そんな格好って……
【瑛理華】
「私……我慢出来そうに、ないのだ……
自分でもはしたないと思っているが……
恋人様の前では、素直な自分でいたいから……」
よく見ると、頬が赤らんでいる。
俺の前だから、恥ずかしいのを我慢して……
【瑛理華】
「うむ……もう、は、恥ずかしいが、トロトロだ……
こころが、とろけてしまって……
恋人様が、ほしくて……たまらない、のだ……ふふ……」
【美凪】
「さあ、聞かせてもらおうかな~?
どうしてさぼったりしたの~?」
【主人公】
「いや、ちょっとな。中庭でぼーっとしてたら、
どうも寝ちゃったっぽくて、起きたらもう授業も終わりで、
ばつが悪くて、終わるまで少し待ってたんだ」
【美凪】
「ホントに~? なんかあやしいなぁ~?」
さらにずいっと迫ってくる美凪に、
俺は思わず、顔をそらしそうになってしまった。
って言うか……胸が……わかってやってんのかな……
【美凪】
「ほれほれ、アタシに隠し事すると、
いいこと無いわよ~?」
【菜織】
「はい、みなさんよろしくお願いしますね」
あっという間に菜織の周囲には人垣が出来てしまい、
クラスメイト達が彼女にいろいろと話しかけていた。
かろうじて、人波に押し出される事も無く、
クラスメイト達の間から、菜織の様子を伺う。
【菜織】
「身体ですか? ええ、大丈夫ですよ。
本当にご心配おかけしてすみませんでした」
菜織は話しかけてくれるクラスメイトに対して、
にこやかに返していた。
【瑛理華】
「お前達には、人間の良識というモノが無いのか!?」
そして、彼女の正面には、
3人のあからさまに柄の悪そうな学生……
制服姿だけど、ウチの学生じゃなさそうだな。
【男1】
「ああ!? なんだよ文句あんのか!?」
【瑛理華】
「あるに決まってるだろう!
貴様らがこのご婦人を突き飛ばした事、しかと見ていたぞ!」
【男2】
「そっちからぶつかってきたんじゃねーか!」
【瑛理華】
「仮に貴様らがわざとぶつかった訳ではないとしても!
ご婦人が倒れた時、貴様らは手を貸そうともしなかった!
あまつさえ、笑っていたな! 何故だ! 答えてみろ!」
【葉月】
「………」
【主人公】
「いや、別に他にイス開いてるから、
俺の所に座らなくてもいいんだぞ?」
【葉月】
「………」
そう言うが、葉月はニコニコと笑顔で、
俺の事を見上げていた。
【主人公】
「……ま、いっか」
なんだか、本当に妹が出来たみたいだな。
こうやって慕われるのも、なんだかむずがゆいけど、
悪い気分じゃないし。
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