おいーっす! ……あれ? 声が小さいなぁ。 も一度! おいーっす!! ほらっ! ちゃんとモニターに向かって、 隣の部屋の人が壁ドンするぐらいに、 大きな声でっ…… |
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ふふふ。ダメですよ? お隣さんとは仲良くしないといけませんからね。 ご近所づきあいは大切ですよ? |
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その声はっ!? って、昨日もやったよね、これ。 いらっしゃい~っ! |
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はい。お呼ばれしたので来ちゃいました♪ 皆様もごきげんよう。お元気ですか? 寒暖の差が激しいですけれども、 どうぞお気を付け下さいね。 |
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というわけで、記念すべき第二回の今回は、 我らが統治会の代表で、 癒やし系でアタシに優しいおねーさん、 お姫ちゃんに来てもらったよーっ! |
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ふふっ。はい、ありがとうございますね。 では改めて自己紹介を。 鵄条菜織(くじょうなおり)と申します。 実は皆さんよりも一歳年上ですけど、 気にせずに仲良くして下さいね♪ |
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あ。そういえばそだっけ? なんかお姫ちゃんっておねーさんだけど、 かわいくって、年上ーって感じ、 しないんだよねーっ。 なんでだろ? ぽわぽわしてるから? |
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ふふふ。可愛いだなんて、 そんな事ありませんよ? 美凪ちゃんや葉月ちゃんの方が、 可愛いと思いますから♪ |
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えっ? あ、アタシっ? アタシなんて全然可愛くないよっ? お姫ちゃんや葉月ちゃんに比べたらさっ。 ほらっ、アタシはアタシを、 ぎゅーっと抱きしめて、可愛い~っ! ってやりたくならないもんっ! |
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あ、あはは…… わ、わたしにはそうやりたいと、 思っていただいているんですね…… なんだかそれはそれで、 ちょっとだけ年上として、複雑な気分では ありますけれども…… |
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にゃはははっ。 だってお姫ちゃん、ふわふわでもふもふで やーわらかそうなんだもんっ。 特に、その髪とか、おっぱいとか! |
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お、おっぱ…… み、美凪ちゃん? お、女の子同士でも、 そんなはしたない言葉は、めっ、ですよ? |
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えへへ、はーいっ♪ お姫ちゃんに、めっ、とか言われると、 もう逆らう気もなくなっちゃうよね~。 あ、そういえばお姫ちゃん? 確か去年、学園お休みしてたんだよね? びょーじゃく、なんだっけ? もう大丈夫なの? |
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あ、はい。もうすっかり大丈夫ですよ。 治すために、瑛理華ちゃんと学年が離れても、 頑張って病院で治療しましたから。 お医者さんのお墨付きももらっていますよ。 |
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治ってよかったよねー。って、そうだ。 会長とは親友なんだよね? でも、生徒会と統治会って感じで、 離ればなれになっちゃったんだよね? |
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それは致し方ないと思っています。 わたしにはわたしの、 瑛理華ちゃんには瑛理華ちゃんの、 やるべき事があると思っていますから。 それはきっと、瑛理華ちゃんも、 同じ考えだと思いますよ♪ |
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ふえー。会長がねぇー。 って言うか、本当に仲がいいんだねー。 離れてても、つながってる、みたいなさ。 アタシもそんな親友、欲しいなー。 |
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ふふふ。 わたし達統治会のメンバーではダメですか? みんな、お互いにかけがえのない友人だと 思いますよ? |
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うん、そうだねっ。お姫ちゃんの言う通りっ。 っと。もう時間? もっとお姫ちゃんと喋りたいのに~っ。 |
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あ、あはは……ダメですよ。決まりですから。 では皆さん、是非とも宜しくお願いしますね。 ちょっとトロくて頼りない、 お姉さんなクラスメートですけれども、 仲良くしていただければとても嬉しいです♪ |
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お姫ちゃん、来てくれてありがとうねっ! 明日は誰を呼ぼうかな~? 明日もまたここで会おうねっ! それじゃ、いつもの、行くよっ! せーのっ…… |
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明日も、ミナギっていっくよーっ!! | ||
はい、ミナギっていきましょ……っ ぷ、ぷくくく…… み、美凪ちゃんが、み、ミナギって…… ぷくくくくっ…… |
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……お姫ちゃんだけにはウケるんだけどなぁ。 |
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